期待以上で想像以上、刺激的だった2年半ぶりのアイドルライブ
相変わらずのコロナ禍ではありますが、最近は配信だけでなく会場で好きなアーティストのライブを鑑賞することができるようになってきました。
移動することも憚られるようなご時世なので、北海道まで来てくださるのは本当にありがたいです。
折角素晴らしいライブを見せてもらっているのにTwitterに少々感想を載せる程度で済ませるのは宜しくないなと思ったので、放置しまくりのこのブログにライブ鑑賞記…というほど大層なものは書けませんが、感じたことをしっかりと残しておこうと思います。
まず初めは、コロナ禍で好きになったアイドルであるSANDAL TELEPHONE(サンダルテレフォン)のライブを観に行った話。
期待以上の初北海道ライブ - SANDAL TELEPHONE
昨年末に西脇朱音(あかね)さんが卒業し、小町まいさんと夏芽(かがみ)ナツさんと藤井エリカさんの3人体制になり、“サンダルテレフォン”からアルファベット表記になったSANDAL TELEPHONE(通称:ダルフォン)。
先週末の19〜20日にかけて初めて北海道でのライブに出演されました。
複数のアイドルさんによる対バン形式のイベントで、SANDAL TELEPHONEは2日間で4公演に出演し、そのうち私は3公演を観に行きました。
ダルフォンは音源やSNSやフォローしている程度で、ライブも配信でしか観たことがなかったので、念願が叶い生で観ることができてすごく嬉しかったです。
ライブの個人的なハイライトはやっぱり「Step by Step」。
初めて聴いたときに衝撃を受けたダルフォンとの出会いの曲であり、2020年のベストアイドルソングだと思っているので、生で聴くことができて感激。
楽曲が持つキラキラとした爽やかさと高揚感で視界が潤んでました。
こういうときマスクをしていると助かります。
また大好きな「Follow You Follow Me」も聴けて嬉しかったです。
近年のアイドルさんに欠かせないSNSをテーマにした歌詞、ファンへの指差しや表情豊かなダンスが非常にキュート。
生で観て改めて秀逸なアイドルソングだなと思いました。
それから「かくれんぼ」も強く印象に残っていて。
目隠ししたり振り向いたり、かくれんぼをモチーフにしたダンスがめちゃめちゃ可愛くて、肩を組むピースフルなシーンも素敵。
あれは実際に観たら射抜かれちゃう人多いはず。
あと「コーリング」の掴みとしての抜群の強さ。
イントロや間奏の“サンダルテレフォーン”やサビの“Calling Calling Feeling!!”で電話のハンドサインを掲げる振付など非常にキャッチーで、SNSで話題にする人が多いのも納得。
3公演すべてで演った新曲の「レビュープレビュー」も良いですね。
バラードながらこれまでよりも強さというかネクストフェーズを感じさせる楽曲で、イントロから箱の空気が変わるのがわかりました。
ダルフォンの楽曲はポップで耳馴染みが良く、出囃子や曲の繋ぎのトラックも凝っていて心地良く踊れるのでライブ初心者でも乗りやすいなと思います。
リミックスも良質で、ラテンハウス感のある「真夏の匂い (naotyu- Remix)」やイタロディスコ感のある「Magic All Night (Kenichi Chiba Remix)」など原曲に負けず劣らず好みの曲調ばかり。
ボーカルは三者三様で、まいさんは大人っぽく色気のある感じ、ナツさんは弦楽器のように華やかな感じ、エリカさんはまろやかな感じ。
それぞれがしっかりと上手いので、流れているトラックだけでなくライブ全体として心地良く聴けるのが良いですね。
ダンスについては私は音楽以上に素人なのでアバウトな感想になりますが、表現豊かで指先まで綺麗で、クールさとキュートさのバランスが絶妙なのが素敵。
原曲とリミックスで振付が違うと思うのですが、音楽の解釈がちゃんとしていて表現にこだわりがあるところに好感が持てるし、踊り分けられるメンバーさん凄いなと思います。
またライブを観ていて締めのお辞儀がとても長いことに気付きました。
昔よくライブを観に行っていたPerfumeのよう。
長さこそ正義というわけではありませんが、丁寧さが伝わってきて好きです。
特典会も参加してお話させていただきましたが、久々のアイドルさんということで半端なく緊張しました…
粗相していないことを祈るばかりです、本当に。
そんな緊張の中でも不思議と話しやすかったのがエリカさんで、昨年ゲスト出演していた『関内デビル』の答え合わせができたような、そんな感覚になりました。
正直に言うとライブを観る前は、ようやく生で観られる楽しみな気持ちがありつつも、朱音さんが抜けて従来の曲がどう聴こえるのか少し不安な気持ちもありました。
しかし違和感をほとんど感じさせない良質なパフォーマンスで、むしろ4人体制の配信ライブを観ていた時よりレベルアップしていました。
(事前に北海道でレッスンしていたそうで。こういう真摯さも好感持てます。)
原曲とリミックスを巧く織り交ぜたセットリストで気持ち良く踊れて、素敵な歌とダンスで十分に魅せてくれた素晴らしいライブ。
観る前よりも観た後のほうがさらに好きになっているという実に健康的なライブ体験をすることができました。
想像以上のライブに好感 - タイトル未定
今回SANDAL TELEPHONEが出演した『HOKKAIDO IDOL EXPO』『HOKKAIDO IDOL PARTY』は、北海道札幌市を拠点としているアイドルユニットであるタイトル未定さんのチームが主催しているイベントで。
私がSNSでフォローしている様々なアイドルさんとも共演していたので、タイトル未定さんのパフォーマンスが観られるのも楽しみにしていたのですが、想像以上に素晴らしかったです。
SANDAL TELEPHONEもそうですが、楽曲それぞれでフックとなる要素はあるにせよ基本的には奇を衒わずに良い曲を歌い届けていくスタイルで好感を持ちました。
青とオレンジのグラデーション生地の衣裳が凄く素敵で、ライブパフォーマンスが上手くて歌声も綺麗で、明るくまっすぐにオーディエンスを引き込む感じがすごく良かったです。
あと細かい所ではライブでの自己紹介がシンプルだけど丁寧で、名前を覚えやすくて良いなと思いました。
久々のアイドルライブで得られた気付き
コロナ禍になってからアイドルさんのライブは配信では何回か観ていましたが、生で観るのは約2年半ぶりでした。
配信ライブと有観客ライブではスタイルが多少違うこともあるので、それぞれのアイドルさんの生の魅力を知ることができて良かったです。
取り上げた2組の他にもクロスノエシスさんは歌が上手かったし、fishbowlさんはトラックがゴージャスで楽曲派の方々の間で話題なのも納得でしたし、開歌-かいか-さんは新曲の「だれかに会えるなら」が良曲で素敵でした。
今回生で観て感じたのは、初心者にとってはライブでのMCと曲名紹介はとてもありがたいということ。
特に初めて観るアーティストの場合、MCが無く淡々と演奏が続いていくと置いてけぼりな感覚になることがよくあります。
テクノのDJとかになると流石に例外ですが、途中に少しでもMCが入ることで距離感が縮まるしその後のライブの感じ方が全く変わってくるので、私はトークスキルや方向性に関係なくMCを入れてほしい派です。
久々に有観客のアイドルイベントに足を運んだので不安もかなりありましたが、キラッキラな陽のパワーで観る者を引き込んで行くアイドルさんのライブ特有の素晴らしさを感じることができて、観に行って良かったなと心から思いました。
大雪の中、遠い所まで来てくださったアイドルの皆様に感謝。
"HOKKAIDO IDOL PARTY"
— SANDAL TELEPHONE (@sandaltelephone) February 20, 2022
北の大地で絆が深まりました😂
次は大阪でお会いしましょう!#SDTP #タイトル未定 #クロスノエシス pic.twitter.com/lrua6p0yYY
HOKKAIDO IDOL PARTY🎪
— タイトル未定 (@MiteiTitle) February 21, 2022
道内からも呼んでほしいとの声が多かったSANDAL TELEPHONEさん🤙📞
レビュープレビュー、最高で最高でした。👏#タイトル未定 pic.twitter.com/2hamjXEHOJ
SANDAL TELEPHONE セットリスト
HOKKAIDO IDOL PARTY part①
- [日時] 2022年2月19日(土)11:30〜
- [会場] SPiCE (北海道札幌市)
- [出演] Poison Palette, タイトル未定, fishbowl, クロスノエシス, SANDAL TELEPHONE
- ワンダーランド (Kenichi Chiba Remix)
- Sleeping Beauty (Kenichi Chiba Remix)
- コーリング
- SYSTEMATIC
- レビュープレビュー
- Magic All Night
HOKKAIDO IDOL EXPO Vol.1
- [日時] 2022年2月20日(日)13:00〜
- [会場] Sound Lab mole (北海道札幌市)
- [出演] 雨模様のソラリス, SANDAL TELEPHONE, クロスノエシス, 開歌-かいか-, タイトル未定
HOKKAIDO IDOL PARTY part⑤
- コーリング (Kenichi Chiba Remix)
- Sleeping Beauty (Kenichi Chiba Remix)
- Follow You Follow Me
- ワンダーランド (Kenichi Chiba Remix)
- 碧い鏡
- Magic All Night (Kenichi Chiba Remix)
- SYSTEMATIC
- かくれんぼ
- レビュープレビュー