エポックメイキングを予感させるNEGi FES 2020 ONLINE

新潟のアイドルユニット・Negicco(ネギッコ)が主催するライブフェス『NEGi FES』。

今年は10月3日(土)にオンライン配信で『NEGi FES 2020 ONLINE』として開催されます。

出演者はNegicco、同じく新潟のアイドル・RYUTist(リューティスト)、そして青森のアイドル・RINGOMUSUME(りんご娘)という地方を拠点とするアイドル3組です。

negicco.net

ryutist.jp

ringomusume.com

『NEGi FES』はバンドやシンガーの出演が大半である中(過去に出演したアイドルはEspeciaとアイドルネッサンスの2組で、異なる年に出演)、アイドル3組で構成されるのは初めてのことです。

このような特別な回に共演としてRYUTistとRINGOMUSUMEが選ばれたことが非常に嬉しくて、ブログを再開することにしました。

そもそもなぜRYUTistとRINGOMUSUMEが選ばれたのでしょうか。

RYUTistは新潟アイドルの後輩で、新潟市の古町が原点であるNegiccoと、現在も古町を拠点とするRYUTistという古町繋がりでもあります。

音楽性も厳密には異なるけれども大枠では近く、共通のファンも多いです。

またRYUTistは長らくNegiccoを憧れや目標として挙げていましたが、近年は直接的に共演する機会が少なかったため共演を待望されておりました。

一方、青森のRINGOMUSUMEは“ご当地アイドル”という概念すら無かった頃から活動している地方拠点アイドルのパイオニア的な存在であるという共通点があります。

また『U.M.U AWARD 2010』や『からくりTV』では実はNegiccoと競う立場でもありました。

それから時を経てNegiccoは2016年にNHKホール、2018年には15周年で新潟の朱鷺メッセでワンマンライブをするまでに地力をつけます。

紆余曲折を経て現体制になったRINGOMUSUMEはそんなNegiccoを目標と公言して活動しており、上述の朱鷺メッセでのワンマンではなんと青森から長距離を移動して観に来てくれました。

久しく共演が無かったのですが、この出来事がきっかけで両者の距離がぐっと近くなったように思います。

今回はオンライン形式でしかもこの社会状況下でバンドセット等の大規模な準備が難しく、出演できるアーティストは例年よりもきわめて限定されるはず。

以上のような背景から、オケでライブが可能かつ少人数であり予てより共演相手としてニーズが高いRYUTistとRINGOMUSUMEが選ばれたのではないでしょうか。

それからもう一つ、これは個人的な推測ですが、今回の『NEGi FES』には地方拠点アイドルの感謝祭的なテーマがあるのではないでしょうか。

地方からそれを成し遂げる大変さや尊さが分かるNegiccoだからこそ、同じように地方を拠点にしながら地道に長いキャリアかけて力をつけてきた2組への敬意を表してくれたのではないか。

そしてこんな時代だからこそ地方拠点のアイドル同士が繋がり、地方からシーンを盛り上げていこうという思いがあるのではないでしょうか。

真相は分かりませんがそんな心意気を感じているので、今回の共演は嬉しく胸熱なのです。

長々と誇張気味に書いてきましたが、個人的ないわゆる“俺得”なイベントである以上の、大きく何かが変わりそうな予感がする『NEGi FES 2020 ONLINE』。

だらだらしていたらあっという間、今週土曜日の10月3日に生配信されます。

14:00開演で終了は17:00予定ということで1組あたりの持ち時間も長く、アーカイブも観られてこのボリュームで配信チケットはなんと500円。

これはタダ同然と言っても過言ではありません。

3組それぞれのファンはもちろん、アイドル史的にも意義のあるイベントなのでアイドル好きな方にも観てもらいたいですし、それ以外の音楽好きの方に刺されば何よりです。

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negicco.net

NEGi FES 2020 ONLINE

[日時] 10月3日(土)14:00〜 ※17:00終了予定
[出演] Negicco, RYUTist, RINGOMUSUME
[視聴チケット] 500円